全ての感情を表現できる
自分にとっても思い入れが深いこの書「道」は、気がつくと号泣しながら書いていた。人間の持つエネルギーは本当に凄い。嬉しいときには「書きたい」という思いがより一層強くなり、書を通じて愛について伝えたいと考える。しかし、ものすごく悲しいとき、つらい時にも同様に、今なら書ける、書を生み出せると感じる。そしてむしろ悲しい時、その時にしか書けない感情はリアルに表現できる。
書道家にとっては、喜怒哀楽のすべてが作品になる。苦しみや悲しみなどの負の感情も心に押し込めることなく、それを「善」と判断することができる。それは人間を感じる瞬間であり、人間にとって必要なことなのではないか。負の感情に押しつぶされず、表現として表に出せることに気づいたとき、書道家で本当に良かったと感じる。
自己表現の姿を伝える
全ての方が、何か表現する手段を持っているのではないか。自分は書という道を通じて喜怒哀楽を表現することを覚えたし、自分以外にも世の中には多くの表現者がいる。しかし、中には表現方法が分からず、心の中につらいこと、苦しいことを抱えたまま生きている人たちがいるのではないか。
ほんの少し視点や考え方を変えたり、何かに出会うことによって、表現する方法は見つかるのではないかと思う。それを何か、趣味などを含めた自分の好きなことにぶつけて行く。ストレスとしてではなく、善に変えて表現していくことで、心が解放される。
書道家としての活動、日本の書を通じ、自己表現の姿を伝えられたらと思う。そして、かつて自分自身もその事に気づいた一人であり、その思いの中で書き上げたのが「道」である。
作家活動・作品・個展関連の最新情報
- 2011/08/30 濱中応彦水墨画・高岡亜衣書展
- 2011/01/14 1/11~ 高岡亜衣書道展 京都ランデヴーギャラリー
- 2010/11/30 京都 ポルタ ギャラリー華にて個展開催
- 2010/01/15 Salon de Rendez-vous a TOKYO 高岡亜衣展







